Xen0gl0ssia

退学浪人の闇を切り裂いた元高専生のブログですが技術系の文とかとかそういうのはないです。

ダブルクロス・ビルドサンプル『紅の宮廷複数体アタッカー』

 Yo men bro,T00です。

 久々のTRPG関連記事。実に3年ぶり。今回はまだ開拓が進んでいない*1CrC・NC環境でのキャラビルドです。

 

 

◆コンセプト

 今回のコンセプトエフェクトはアザトースシンドロームの闘争のアージエフェクト、《紅の宮廷》。

 そのまま見るだけなら単体対象のそこそこのダメージのエフェクト。ただしコイツの本質はそこにありません。重要なのは『難易度:効果参照』である点。

 これだけでピンと来た人はなかなかダブルクロスをやりこんでいると思います。そう、マスターズコネクション氷壁です。

 Dロイス:秘密兵器によって取得した対決以外の判定を成功させるマスターズコネクション。これを難易度が対決ではない《氷壁》に使用することで確定で成功させることができ、実質的に100%以下でも使える《時の棺》が出来上がるというコンボですね。

 今回は紅の宮廷の同様の性質を利用して、マスターズコネクションで確定成功を狙います。

 

 

◆環境

 レギュレーションは初期作成、フルスクラッチ。使用ルールブックはすべてとなります。

 

 

◆シンドローム

ウロボロス

 CrCでアザトースエフェクト使うのにアザトースじゃないんかい!!!だって仕方ないじゃんウロボロスでつまんできたほうが使いやすいんだもの。

 これはT00が体験してきたCrC卓の傾向ですが、たいてい雑に強かったりよくわかんね~効果のエフェクトをウロボロスにパクられて悪用されている気がします。ポッと出の邪神モドキより俺たちの15年に渡る知恵のほうが強いぜ!!!!!

 

 

◆能力値・ワークス・技能

能力値:「肉体2・感覚2・精神4・社会1」 

ワークス:「商店主」 ルルブ1記載 ※社会のワークスならどれでも可

技能:「初期取得技能+調達Lv1」   2点消費。

消費経験点 2点

 

 特にいうコトのない配分。ピュアウロボロスを使うなら大抵社会に振れるワークスになるか、イメージに適うワークスにして10点社会に振るかだと思います。衝動は闘争固定。紅の宮廷を取得するために必須です。

 マンチ御用達レネゲイドビーイングを利用していないのは「CrCではレネゲイドビーイングはジャーム」という話があった(ハズだ)から。許可さえ取れればレネビで好きな《オリジン:》を取得すればいいと思います。

 

 

◆エフェクト

・《原初の灰:紅の宮廷》Lv8

 今回のコンセプトエフェクト。白兵、射撃、RCのうち一つを指定し、その技能で対象と対決。この対決にエフェクトは使用できず、敗北した側にLv+7DのHPダメージを与えるという実質装甲ガード無視攻撃でもあります。120%エフェクトなので使用時のダメージ期待値は88。特徴として先述した「難易度:効果参照」な点があり、これをマスターズコネクションを利用することで確定成功で打ち込みます。

 

・《原初の赤:要の陣形》Lv1

 対象を三体に変更するオルクスのエフェクト。原初の赤で取得しています。技能:シンドロームなので原初の灰で取得した《紅の宮廷》にも適用可能です。組み合わせできない文言がありそうなもんですが、何故か無いので組み合わせ可能。これで3体に16Dのダメージを与えることが可能です。紅の宮廷はそんなに回数撃てないので、Lvは1のまま。

 

・《悪食の蛇》Lv1

 シーンN回のウロボロスエフェクトの使用回数を回復するエフェクト。これで紅の宮廷の使用回数を回復し、クライマックスに2回撃ちこむコトができます。

 

・《原初の紫:妖精の手》Lv3

 ミドルの活躍が絶望的なのでせめてもの支援要素として万能な妖精の手を採用。これをLv3で取っておけば命中が低迷しがちなミドル戦闘での役割が持てます。

消費経験点 105点

 

◆アイテム

 財産点は6点ありますが、特に必要になるものはありません。闘争の変異暴走もマイナーでの解除が出来なくなるだけなので、思い出の一品等も重要度が高くありません。ミドル弱者な点を情報収集での活躍でカバーするため、使用せず取っておくことをおススメします。

 

・デモンズシード

 エフェクトの最大レベルを上げてくれるアイテム。もちろん指定先は《原初の灰:紅の宮廷》です。

 

・マスターズコネクション×2

 難易度:対決以外の判定を成功させるアイテム。《紅の宮廷》を2回撃つ想定なので2つ取得。1つはDロイス:秘密兵器の効果で無償取得しています。

 

消費経験点 23点

合計消費経験点 2+105+23=130点

 

 

◆運用

 120%エフェクトを基本に運用するだけあって、ミドルではゴミレベルの性能になります。情報収集は妖精の手や多少はある財産点を利用して立ち回り、ミドルは行動破棄カバーや妖精の手でなんとかやり過ごします。

 クライマックスで120%にまで到達していたらシメたものです。紅の宮廷と要の陣形を組み合わせ、3体に大ダメージを与えましょう。一回目の使用後は忘れず悪食の蛇で使用回数を回復。これで2回目の攻撃に備えましょう。

 クライマックス戦闘の手番に120%に入っていないとマトモに活動できませんが、幸いにしてマイナーが空いているのでいざとなったらジェネシフトで侵蝕率を上げていきましょう。

 

 

◆カスタム

 デモンズシードをねじ込んで1dを獲得するよりも、デモンズシード分と妖精の手のレベルを落として別のエフェクトを取得するという案もあります。

 《原初の黒:時の棺》を採用してクライマックス特化、《カバーディフェンス》を取得してミドルでの侵蝕率管理&クライマックスのロイス管理、《原初の黄:》で行動値上昇エフェクトを使用し高速範囲化、あたりが考えられる改造案でしょうか。

 

 

◆成長

 火力面での成長性はあまりありません。《永劫進化》と、《巨人の影》でダメージが増えることくらいですが、前者は1ラウンドだけ、後者はダメージを与えた後か、起動に《尾を食らう蛇》が必要になるのであまり効率がよくありません。

 原初の黒:や原初の白:、原初の虚:等が空いているので、これら原初シリーズやウロボロスの支援エフェクトで小回りを利かせていくのが良いと思います。

 

 

 

 

 

*1:これには有名キャラビルダー達がたいてい反CrCというか、反KDCなところがあるからというところはありますが、それはさておきます。中身がダメでも遊ぶ相手が良ければ楽しいゲームなんて世の中にはいくらでもあるので