Xen0gl0ssia

退学浪人の闇を切り裂いた元高専生のブログですが技術系の文とかとかそういうのはないです。

よくわかるホテルカデシュ キャラクター作成編

Yo men bro, T00です。

皆さんホテルカデシュ行ってますか。今年は権威あるインディペンデント映画賞「レインダンス映画祭」に短編作品「Monotone」がノミネート、さらにオフラインでVRRPイベント団体としては史上最大規模となる「カデシュフェス2024」の開催。さらにさらに有名ストリーマーがRPイベントとして参加など、今バーチャルでの映像制作、RPイベントとしてで最もアツいのが、「カデシュ・プロジェクト」です。

www.youtube.com

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そのオリジンとも言えるイベントが「ホテル・カデシュ」です。

 

このイベント、全世界から殺し屋やそれにかかわる人々が土曜の夜に一斉に集まる、というコンセプトで開催されています。殺し屋はもちろん、ハッカー、情報屋、掃除屋などなど、いろんなコンセプトの裏社会の人々が集まり、RPを楽しむ……というワケです。

その中でよく聞く悩みの一つが「キャラクターの設定の作り方が分からない」というモノ。公式でもこうしたお悩みは耳にしていたのか、以前はキャラクター相談会というものがあったのですが、最近は映像制作にワールド制作、リアルイベントに有名配信者の凸等、スタッフ一同かなり多忙なことが伺えます。それゆえか、キャラクター相談会は最初の一回以来開催されていません。

……というわけで、それなりにカデシュに詳しいゲストの一人と自称しても許される私ことT00が、カデシュのキャラクター設定の考え方、作り方等をレクチャー……と言いたいんですがァ……。

 

はっきり言います。ちょっと気が進まねぇ!!!!!

いやこういうコト言うのは良くないよなとも分かっているんですよ。けどねぇ、せっかくカデシュの良いところ「参加して、自分の肌で感じて、自分の好きなモノを表現できる」ってところを俺が歪めることになる可能性があるのがホンマ嫌!!!何様だよ!

https://getnews.jp/archives/3234726/gate より

今俺がやろうとしてるコトはコレなんですよ!!!!岡〇斗司〇かよ!!!!!嫌だ!!!!俺がカデシュ参加者の多様性を狭めるのほんっとうに嫌!!!!!!!

……とはいえ、「キャラクターが思い浮かばないから参加しちゃいけないのかな……」と思って参加しないという選択をするのはあまりにもったいない!!!!!今最もVRChatで”エッジ”*1なコンテンツのひとつ、カデシュに触れる機会が増える人が1人でも多くなるというのなら……多少の個人の痛し痒しは押しのけてでも書くべきじゃないか……!?

……というわけでそんな葛藤を乗り越えて、この記事の筆を取らせていただきます。

前述の通り、これからする話はあくまで「T00という個人から見た、カデシュキャラの作り方」です。この記事が完全に正しい、この記事に書いてあったから間違いない、とは思わないで欲しいし、ましてこの記事を使って「そのキャラクターはカデシュに相応しくない」なんてことは言わないでください。

優先されるべきはカデシュからの通達と、カデシュの作品を通じて描いたあなたの自由な発想です。

前書きが長くなりましたがここまで。次の章からキャラクター作成について話していきましょう。

 

 

 

 

 

 

 

案その1:別に無くてもいいじゃない

話すって言っておいてなんですが、カデシュはRP必須イベントではありません。

要するに、設定なんてないまま参加しても良い、ということです。

公式ツイッターより

重要視されるのはむしろ"ドレスコード"の方。ココを守っていればRPの有無は関係ありません。そのドレスコードも難しいことはなく、普段使っているアバターの専用、または体系の似ているアバターのスーツやドレスを利用すれば、基本的にはどのような会にも参加できます。*2

このドレスコードを守る、というのが個人的にはかなり大事だと思っていて、「貴方達のイベントに参加するために、私はこういう準備をしてきました」という意思表示だと思っています。マナー、エチケットというと堅苦しく聞こえますが、社交の場でもあるイベントで、場に沿ったマナーを見せるというのは大切なコトだと考えています。

それに、裏社会にも、もちろんマナーやルールはあります。ただでさえ暗黙の了解がはびこる裏社会で、ルールを守らない人間がどのような目に逢うか、想像に難くないですよね。

"ドレスコードを守る"ということは、それですでに一つのRPとして成立しているのです。

そして、数度参加しているうちに「意外とこの仕事してるゲスト居ないな」とか「なにあのRP!カッコいい!」とか出てくると思います。そういうのを切っ掛けに自分のキャラクターを作っていくのは非常にアリだと思います。*3

もう一つ付け加えるなら、「実は"透明アバターでの参加もOK"」だったりしています。「自分ではRPできる気がしないけど、人のRPは間近で見てみたいな……でも、透明アバターで枠を取っちゃうのってどうなんだろう……」とお思いの方、大丈夫です!堂々と透明アバターで参加して、ホテルカデシュの空気を楽しんでください。そして「ダニエルに怪しい奴だなって詰められたいな……」とか「レイチェルにやっほ~って言われたいな……」とか思ったときには、是非透明じゃないアバターで参加してみてほしいなと思います。

 

 

案その2:公式サンプルキャラクターを使えばいいじゃない。

ホテルカデシュ、サンプルアバターが存在しています。『Monotone』にも登場した、「ジョン・スミス」です。

下級会員で経歴等が一切不詳。まさに「名無しの権兵衛」ジョン・スミスと言うのにふさわしい彼。

経歴がわからないということはあらゆるキャラ付けが可能ということです。勤勉でもひょうきんでも、クスリを売っても人を殺してもOK!

借りる方法は簡単。ホテルカデシュのイベント参加時、フロントのスタッフに「アバターのレンタルをお願いします」と言うだけ!あとは普段サンプルアバターをクローンするときのようにアバターをレンタルすることが出来ます。

このアバターを使いながら別のキャラクターの考えが固まったらそれに乗り換えてもOK。匿名の彼は"否定可能な人材"ディナイアブル・アセットです。いつでも裏社会の闇に消えていける彼を活用して、ホテルカデシュを楽しんでいくの良いと思います。

 

 

キャラ作成の考え方:自分のやっていることを反映する。

さて、ここからはキャラ作成のとっかかりを考えていきましょう。

まず一つ上げられるのは「自分が実際にやっていることをRPに反映する」です。

例を挙げていきましょう。まずはホテルカデシュ・コマンドメンツの第八席であり、カデシュの防弾スーツの制作者である「アルバ」。

演じている白紙さんはBoothストア「白紙に書かれる物語」を運営しており、そこで実際に制作した3Dモデルを販売しています。また、カデシュ構成員の証である指輪、イベント内でドリンクの引換券となっているコインも白紙さんが制作したものです。

アルバは前述したとおり、防弾繊維を用いたスーツを制作していたり、父親から受け継がれたコインの製法を知る数少ない一人となっています。

hakusivrc.booth.pm

 

ゲスト陣に目を向けると、カデシュ公式コラボ銃器を制作、新作『ヴードゥー・キングダム』にも爆撃機等のモデルを提供しているTomcatさんがいらっしゃいます。

ttbqadeshbranch.booth.pm

カデシュのRPの場で、Tomcatさんは銃器やナイフ、時に特別仕様の時計等を販売する武器商人としてRPを行っています。日々増えていくラインナップをRPで見せてくれると、より没入感があり、イベント終了後思わず買っちゃうこともよくあります。

 

この二人は自身が行っているモデリングをキャラクターに落とし込んでいる好例ですね。自分がモデルを制作した際にこだわったポイント等をキャラとしてもよどみなく説明することが出来るという利点があります。

 

もう一つのパターンは、主催しているイベントがキャラの設定と通じている例です。

こちらも例をあげましょう。まずはコマンドメンツ・第九席のグレイ。

グレイはヴィークルに精通しており、イベント『プロジェクト:エメス』では専用のINADAを駆る姿も確認されています。

そんなグレイ役のえるすさん。彼はVRCで「メカ少女集会」の主催を行っています。

以前、メタカル最前線さんの記事でも書いたように*4、元々グレイ君自体がゲーム『C21』でえるすさんがRPの為のキャラクターとして生まれた経緯があります。えるすさんのメカ好きが設定に反映されているということです。

ちなみに現状、人型の兵器に乗っているキャラクターや、個人航空機パイロットのゲストキャラクターはあまり数が多くないです。裏仕事専門のヴィークル・オペレーターというロールプレイキャラクターは、意外と穴場かもしれません。

 

もう一人、公式キャラクターから、今度はアリサです。

アリサは妖艶なしぐさ、色仕掛けが得意。そしてそれを利用して毒による暗殺を行う文字通りの「毒婦」でもあります。

演じているのはLUMI*るみ*さん。

さまざまな形でVRC内の活動を行っているLUMI*るみ*さんですが、やはり一番有名な活動と言えば「サキュバス酒場LILITH」でしょう。

サキュバス酒場LILITHはその名の通り、サキュバスの皆さんが接客してくれるイベント。LUMI*るみ*さんをはじめ、数々の名サキュバス達によって骨抜きにされたVRCプレイヤーは数多くいるハズです。

夢魔めいて対象を誘い、そしてその誘惑に乗ってしまったが最後、夢の世界でもう目覚めることはなくなる……。アリサのキャラクターは、LUMI*るみ*さんの嗜好がアリサというキャラの行動に色濃く出ているように感じます。

 

さて、ここで例題を考えてみましょう。

Q1.あなたはVRCHAT上で音楽イベントを開催しています。ココからカデシュのRP設定を考えてみましょう。

Q2.あなたは現実世界で農業に関わる仕事を行っています。ここからカデシュのRP設定を考えてみましょう。

 

――どうでしょうか?思いつきましたか?

例えば、例題の1つ目ならば「カデシュ世界で表向きクラブを経営しており、奥のVIPルームをカデシュ会員向けの密談場所やセーフルームとして貸し出している」「カデシュのフロント企業の一つに楽団派遣サービスがある。その中の一人として参加している。暗殺の際は楽器ケースに銃を仕舞って運搬したり、楽器そのものに銃を仕込んで暗殺を行う」等が考えられます。

例題の二つ目ならば「カデシュのフロント企業「ネフェルタリ・フーズ」に食品を下す傍ら、違法な物品の運送を行っている」「農業ドローンに偽装した偵察・攻撃用ドローンのオペレーターとして裏稼業を行っている」等が考えられますね。

自分のVR内外でやっていることをベースに、いろいろな設定を考えてみましょう。

 

 

キャラ作成の考え方:殺し屋から発想を拡げる。

カデシュ構成員の基本的な仕事は人を殺すことです。

さて、人を殺すためには何が必要でしょうか。直接的に危害を加えるための武器が必要ですよね。殺した後は死体が出来るので、それを掃除する人も必要です。もしかしたら、特殊な状況に居る人物を殺すためには、特別な道具が必要かもしれません。殺しがバレないように証拠を隠滅したり、うやむやにするのも大事ですよね。

こんな感じで人殺しにまつわる仕事を考えていくことで、あなたのやりたいキャラクターが見つかるかもしれません。

具体的な名前を挙げていきましょう。武器を調達するには武器商人が必要です。もっと特化すれば、銃器の調整を専門とするガンスミス、刀剣の調整を専門とする刀鍛冶、ソードスミスも存在します。肉体だけ……つまり、徒手空拳で人を殺すならば暗殺拳の師範等になりますし、毒殺を行うなら毒を調達できる科学者、理科の先生なんかが思いつくかもしれません。

人を殺した後はどうなるでしょうか?まず、死体を放置するとよほどのことでない限り厄介なことになるでしょう。となると死体の掃除屋がいるはずです。殺すために発生した銃声や、目撃証言を消すためには?前者は地域に密着した新聞社が嘘の銃撃事件を演出することでごまかせます。あるいは現代なら、新聞でなくとも地域密着のWEBメディアでも事足りるかもしれません。目撃証言や警察への通報を揉み消すために、裏社会のフィクサー、脅し屋なんかがいるかもしれませんよね。もしカメラに殺人現場が映っていたら、それを何もなかったかのように書き換えるハッカーが居るかもしれません。

特殊な状況――例えば、ID認証の厳重な豪華客船の中に居るターゲットを仕留めるような――そんな状況で人を殺すにはどうすればいいでしょうか?IDを偽造するための偽造屋が居てもいいかもしれませんね。偽造屋の正体は「正規のID」を発行できるCIAやFBI職員だったりするかもしれません。豪華客船に侵入するための手法は?潜水して忍び寄るなら、元特殊部隊員のレクチャーや装備提供があるかもしれませんよね。誰かに成りすまして潜入するなら、特殊メイクを担当するメイク師がいるかも。

 

――とまぁ、こんな風にいろんな連想ができるわけです。人を殺すのに何が必要か。それをすこし真面目に考えるといろいろな"職業選択"ができるようになるのではないでしょうか?

もちろん、殺しにかかわらない職業もOK。ヤクの売人、結婚詐欺師、泥棒などなど……。いろんな「犯罪」を考えてみてください。結構楽しいモノですよ。*5

 

 

キャラ作成の考え方:映画から考える。

ホテルカデシュは「洋画系ロールプレイイベント」です。

つまり、原典である洋画からロールプレイを参考文献として引用してくれば、もうそれだけで立派にキャラクターとして成立します。

自分の好きな洋画から、うまく「現代~ほんの少しだけ近未来のNY」にそぐうような設定を拝借するのはおすすめの手法です。

ここでは2つのおすすめの映画を出しながら参考になる部分を話していきたいと思います。

 

ジョン・ウィック

https://www.amazon.co.jp/gp/video/detail/B01BHBT60K/ref=atv_dp_share_cu_r

カデシュの世界観の大本となった作品、それがジョン・ウィックです。

「ホテルの中で殺しをしてはいけない」という掟を持つホテル、というネタはここからきています。

主人公のジョンは凄腕の殺し屋でした。彼は妻亡き後、愛車と妻から送られた犬を大切に過ごしていましたが、ある時その両方をロシアンマフィアに奪われ、それから彼の復讐と、血の掟による長い旅路が始まることとなります。

スーツ姿のイケオジ達!ド派手かつリアリティも感じさせるアクション!と、カデシュに行きたいなら間違いなく見ておいて損はない一本です。現にカデシュのNYイベントでは改変参考元の一つとして登場していたり、カデシュNY・コマンドメンツ第三位、ピーコック役のフィロリーザさんもおすすめしている作品です。

もうこれは見るしかねぇよなァ!実際、ジョンウィックは現在4部まで出ているわけですが、続編を経るたびに「あっこういうのやっていいんだ」という発見の連続になります。そうでなくても面白い作品であることに間違いはないので、是非この連休の残りに見てみてほしいと思います。

 

・ある用務員

https://www.amazon.co.jp/gp/video/detail/B0B69CN46M/ref=atv_dp_share_cu_r

邦画じゃねーか!

まぁ落ち着いてください、カデシュは確かに洋画系ロールプレイベントですが、ヤクザも出てきます。ヤクザ映画をフィーチャーしたイベント、映像作品もあります。先述したジョンウィックにも、日本が出てきます。

つまり邦画も参考になるってワケだァ!*6

主人公・深見は元暴力団員の父親を持ち、自身も暴力団に飼われる殺し屋。そして組長の娘のボディガードとして、彼女の通う学校に用務員として身を置いています。ある日、組長が死亡したことで抗争が始まり、組長の最後の願い、何も知らない娘を守ってほしいという言葉を守るため、学校を戦場として抗争が繰り広げられる……というストーリーとなっています。

この映画のいいところは何といっても殺し屋の豊富さ!

昔気質なヤクザから、キレると手が付けられないヤクザ。フロント企業工務店に勤めながら、一切良心の呵責なく人を殺せるサイコじみたヤクザ。さらに、よぼよぼながらスナイパーライフルを携えるおじいちゃん、2人組JKの殺し屋、半グレ上がりの殺し屋など、いろんな裏社会の住民が登場します。ピピンときたアイディアがあればそれをベースに設定を広げていきましょう!

なお、この作品と同じ監督がメガホンを執る、『ベイビーわるきゅーれ』シリーズもアマゾンで配信中、さらにその最新作が近日公開予定です。こっちも面白い上に、前述のJKコンビが新しい設定とともに登場!是非とも見てみてくださいね!*7

 

……さて、それでは、「自分の好きな映画」から、設定を考えてみましょう。

例えば「トランスフォーマー」が好きな場合はどうしましょうか?

https://www.amazon.co.jp/gp/video/detail/B073HT8R6W/ref=atv_dp_share_cu_r

さすがに「宇宙からやってきたロボット生命体」はちょっとSFが過ぎるかもしれません。*8ただし、ホテルカデシュの世界は「人型ロボットが存在し」*9、「現代よりもAIが発展している」*10といった様子が描かれています。

だから、自分のRPキャラクターがNY、ブルックリンのガレージでこっそりと大型の人型マシンを組み立てていて、そのマシンに搭載されたAIと丁々発止のやり取りを行いながら、問題を解決する――なんてストーリーを考えるのは可能なワケです。

もちろん、普段のホテルカデシュ・NYにはその大型ロボットを持ち込むのは難しいでしょうが……AIという設定を活かし、スマホ越しに会話する、とすれば土曜の会合にも問題なく参加できると思います。あるいは、ロボット、AIのロールプレイが好きなお友達とコンビとして参加し、お友達には一般的な人間サイズのロボットに入ったAIとしてRPしてもらう、なんかもアリですね。*11

好きな映画の設定を盛り込みつつ、少し現代NYにすり合わせる――これだけでグッと「ホテルカデシュという世界に自分のキャラクターが存在する感覚」が引き立つと思います。

是非、好きな映画からカデシュの設定を考えてみてくださいね!

 

 

キャラ作成の考え方:混ぜ合わせる。

今までいろんなネタを考えてきましたが、さらにおすすめの手段としては「それらを2,3つ混ぜ合わせる」という手法です。

例えば、「VRCでモデル販売をやっている」と「殺し屋」であることを組み合わせる。自身でカスタマイズした銃器や刀剣を、自身で使うことでデモンストレーションすることで宣伝する殺し屋というキャラクターが浮かび上がってきます。

たとえば「ボディガード」と「殺し屋」を組み合わせる。表の顔としてボディガードをしながら、裏ではその知識を使ってボディガードを搔い潜り暗殺する……。そんなシリアスな殺し屋の姿が見えてきますね。

逆に、一切殺し屋の雰囲気がないキャラクターもアリです。「父親がマフィアだと知らない娘」が「父が死んだ真相を知るため」にカデシュに向かう。合言葉は事前になんとか聞き出していたので、エレベーターで13階へ向かう。そして、エレベーターのドアが開くと、そこには一味違う殺し屋の世界が広がっていた――。

どうです?ワクワクしませんか?

こんな風に、いくつかの要素を混ぜ合わせると自身のキャラクターのオリジナリティが出しやすくなると思います。

例に挙げると、公式キャラクターではハッカー+殺し屋のクアルト、ガンスミス+殺し屋のイクミ、薬師?+不死?+殺し屋のヤスナカなどがありますね。

ゲスト陣キャラクターではお菓子屋さん+殺し屋+幼い少女、マジシャン+フィクサー、優男+毒殺家、男の娘+ハッカー、メイド+情報屋などなど……思い思いに多種多様なキャラクターが存在しています。

いくつかの要素を混ぜ合わせて、貴方だけの個性的なキャラクターを生み出してみましょう!

 

おわりに:私は好きにした、君らも好きにしろ

シン・ゴジラ」より


ここまでいろんな方法でキャラクター作成の考え方を説明してきました。参考になったでしょうか?

もちろん、これ以外にもキャラクターを作るための考え方はあります。ホテルカデシュ主催、だめがねさんは「キャラクターの感情に矛盾がないか」を重視していたり、ホテルカデシュ副主催のsumaさんは「漫画『ガンスリンガーガール』を参考にした」と言っていたりします。T00自身も、自身がカデシュでRPしているキャラクター「エミリア」は、映画のみならずTRPGシャドウラン」やサイバーパンク小説「ニンジャスレイヤー」や「スノウ・クラッシュ」の影響を大きく受けていたりします。正解はありません。不正解も、それほど多くはないですし、もし不正解だったならば、その時はイベントスタッフが教えてくれます。その時に「あぁ、これは良くなかったんだな。じゃあ次は、もっとカデシュらしい設定を考えてみよう」となれば、もっとよいキャラクターがホテルカデシュの世界に生まれることと思います。最初に書いたことの繰り返しになりますが、最初からきっちりとRP、キャラクターを決める必要は、本来ありません。ぜひ普段のアバターをフォーマルに着飾って、あるいはジョン・スミスくんの一人として、はたまた世界観や他の人のRPを楽しむために透明アバターとして、ホテルカデシュの最初の一歩を踏み出してくれればうれしく思います。

 

また、最近のファンの熱の高まりを受けてか、公式からもキャラクター作成に便利なツール「キャラクターシートメーカー」も登場しました!

こちら名前、所属、年齢、性別、身長、体重、国籍、略歴とキャラクターの画像が2枚あればキャラクターシートが作成できてしまう優れもの!

例。キャラクターは筆者のRPキャラ、エミリア

今までもキャラクターシートを作る文化はあったのですが、なかなか難しいモノ。しかしこれさえあればお気軽にキャラクターシートができちゃいます!是非、このシートの中の項目を考えて、貴方のキャラクターを作ってみませんか?

 

そして、オマケ程度になりますが、カデシュの参加者が集まる非公式のファンサーバーもあります。過去のイベントのレポートやほかの参加者の方との交流、RPの相談、キャラ創作の発表の場として機能しています。より一層カデシュを楽しむお手伝いが出来ると思います。

最近だと、カデシュフェスでしか公開されていないパネルについて網羅したチャンネルがあったり、某配信者さんのカデシュ回の切り抜きが網羅されていたりします。切り抜きの網羅については、ファンのお一人がやってくださいました!すごい熱量だぜ……!

こちらもよろしければぜひご参加ください。

discord.gg

 

 

では、NYの夜にお会いしましょう。良い夜を。

T00/エミリア・ベルウッド

 

*1:いまにも大文字のEが聞こえてきそうな口ぶり

*2:某配信者さんも、普段使っているバメッサくんにスーツを着せたアバターでした。

*3:RPを要求される別のゲームに「TRPG」があります。このプレイヤーの中には、最初は設定はあまり深く考えず、ゲーム中にキャラクターを立てていくという遊び方をするプレイヤーも存在します。似たような手法と言えます。

*4:

https://metacul-frontier.com/?p=12923

*5:もちろん、現実にやってはいけませんよ

*6:そうかな、そうかも。

*7:筆者がファンなだけ

*8:映画「アウトサイダーズ」次第では、十分あり得る設定だとも思います。

*9:プロジェクト:エメスイベント、および映画『NINE』(

https://www.youtube.com/watch?v=eyq51UhaqjY

)より

*10:『NINE2(仮題) CONCEPT TRAILER』(

https://www.youtube.com/watch?v=GXZZzJPVsIk)

*11:カデシュ公式の例としてメルツェルが存在します。元民生チェスAIが発達したAIで、四角形の筐体に入ってかわいらしく動きます。